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2024年(令和6年)8月施行開始!ヘッドライト検査がロービーム測定へ!かなり厳しくなる?!

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2024年8月以降、自動車の車検項目の内、ヘッドライト測定の項目が変更となります!

これにより現場では車検に通らなくなる車が続発するのでは?

車検を通すための費用が今まで以上に高額になる可能性が囁かれています。

目次

どのように変更となるのか?

本来、自動車のヘッドライトは対向車とすれ違う時用の「ロービーム」と前方視認性を高める「ハイビーム」の二つが用意されています。

現行の車検基準においては、ロービームの対向車から見た時の高さが基準値を超えない場合において「ヘッドライトのカットラインが不明瞭」、「ヘッドライトの光量不足」にて検査不合格になった際に対策としてハイビームの測定にて検査基準を満たせば合格とする。

となっています。

こちらの基準が2024年8月以降においては、ロービームで検査基準を満たさない場合は検査不合格とするようになります。

なぜ通らなくなるの?

経年した車において、紫外線や道路の排気ガスなどの汚れが生じ「カットライン」というものを形成できなくなります。

自動車のヘッドライトを点灯した状態で壁などに向けて照射するとわかるのですが、右から左側へ高さが上がっていきます。

このラインがボケてしまったりするとダメなわけです。

もちろん、ヘッドライトの表面を研磨するなどで緩和することも可能ですが、ヘッドライト内部の汚れや劣化によりこのラインが出ない場合はヘッドライトレンズの取り替えが必要になることが想定されます。

ヘッドライトレンズの取り替え

参考までに50プリウスにおいてのヘッドライトの金額を調査しておきました。

ご覧の通り、かなりの高額費用が発生して参ります。

これが今までみなさんの受けていらっしゃった車検の金額に上乗せされるとなると…。

末恐ろしいお話になりますよね。

対象になる車両は?

今回の規制変更が対象となるお車は以下の通りです。

初年度登録が1998年(平成10年)9月1日以降に登録された車

要するに、今道路を走っているほぼほぼの車です。

中には部品の製造が終了したお車などもあるかと思いますので、そうなるともはや手の施し用がないわけではないですが、かなりの高額費用をかけていくしかありません。

改正法に以降することが見送られた地域

この移行は、2026年8月1日までの最長2年間延期された地域もあります。

この延期の理由として、自動車技術総合機構は、各地域での周知不足や対象車両数の多さなどを挙げています。

この延期は全ての地域に適用されるわけではなく、関東、中部、近畿、四国、九州、沖縄の陸運局は2026年(令和8年)8月1日までに移行する予定です。

地域ごとの状況に応じて移行スケジュールが決定され、全ての対象地域が2年間の延期を受けるわけではないことに留意してください。

幸い当店舗がある大阪は令和8年までの延期が決まっております。

そんなの急に言われても!

って思いますよね。

ところが実はその話は平成10年の時点ですでに出ていたのだそうです。

当時、この改正法を施行するにあたり整備振興会(整備士の組合みたいなの)が猛反発

当時はヘッドライトテスターなどもかなりの高額で新しい基準に適応した機械の導入をすることが出来ない認証整備工場(国から認可された整備工場)が続発したのだとか。

その結果、優遇期間を設けてロービームをしっかりと測定できるテスター(調整機)を導入する時間を作りましょう!

その代わり一定期間が来たら施行するからね!ってお話があったそう。

これは某業者さんから聞いたお話なので真相は定かではないですが、そんなお話が元々あったらしい。

通常、近年の新しく改正法を施行する際は直近年から施行するにもかかわらず今回の改正法は平成10年まで遡って適用しているところからしてもこの話の信憑性はだいぶ高いなと。

つまり、来たるべき時が来たって感じですね。

対策方法は?

まず挙げられる方法としては以下のような項目があります。

  • ハロゲン車においてはLED球などに変更して光量を上げる
  • ヘッドライトを専門業車に磨いてもらう
  • 自身でヘッドライトを研磨する
  • ヘッドライトレンズを新品と交換する
  • 日頃からきっちり洗車する

1〜4においてはもう既に事案が発生してしまっているお車に対しての対策となります。

ただ注目したいのは5番目。

常日頃から洗車する。これ重要です。

紫外線はもちろん、走行中に浴びる排気ガスや外的要因(飛散した汚れなど)もヘッドライトの黄ばみやくすみの原因と十分なります。

なので、日常的に洗車を行うことでその汚れを取り除きヘッドライトを綺麗に保ちやすくなります。

注意されたいのが洗車機を通すこと。

やらないよりは遥かにマシなのですが、いくら現代の洗車機が高性能になったとはいえ、回転するブラシにあたれば多少なりとも傷はつきます。

なので、やはり手洗い洗車の方がケアはしやすくなります。

優しくスポンジなどで汚れを落とし、しっかりと水気を拭き取ってあげてください。

そういった日常のケアで気づけることはヘッドライトだけに限らず多数あります。

施行後について

改正法が施行された後、やはり気になるのはちゃんと車検に通るかどうか?ですよね。

当店ではそういったチェックも可能となっておりますのでもし気になる方がいらっしゃればぜひ一度ご来店ください。

ヘッドライトの研磨作業も併せて承っておりますので自信がないなーという方はお気軽にご相談ください。

また、お抱えの車屋さんがある方はそちらに相談してみるのもいいかもしれません。

実は研磨だけで十分対応できるのに、ヘッドライトの交換を推し進めてくるような業者さんは要注意!

ちゃんと見た上で判断してもらうようにしてください!

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